独フォルクスワーゲングループの日本法人は、グループ傘下の高級ブランド、アウディの新型電気自動車(EV)「Q6 e-tron(イートロン)」のメディア向け試乗会を神奈川県厚木市で開催した。同傘下のポルシェと共同開発したEV専用の車台(プラットフォーム)を採用した初の市販モデル。総電力量100kWhのバッテリーを搭載し、一充電走行距離は644キロに達する。
Q6イートロンは、スポーツ用多目的車(SUV)タイプのEV「Q8イートロン」「Q4イートロン」の中間に位置するモデル。コンパクトで軽量化した新プラットフォームにより、スポーティーな外観と広い居住空間を実現した。モーター製造はハンガリーのジュール工場、車両生産はアウディ本社がある独インゴルシュタット工場で行う。
試乗したのは、四輪駆動車「Q6イートロン quattro advanced」。システム最高出力は285kWで、モーターの最大トルクはフロントが275Nm、リアは580Nmを発揮する。車体重量は2410キロあるが、0-100キロ加速は5.9秒と鋭い。荷室は、ボンネット下とトランクの合計で590リットルを備える。
乗り込むと車高があり、見渡しがきいて運転しやすい。ハンドリングは良く、狙ったラインでしっかりと曲がってくれる。1ペダル走行が可能な強い回生ブレーキのモードは便利だ。試乗車の価格は998万円(税込み)。
リポート:時事通信社 編集委員 堀尾晃宏
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