メルセデス・ベンツ日本が８月５日に発売した「Ｅクラスカブリオレ」。エレガントなフォルムに高性能なパワートレイン、先進の安全装備などを搭載したラグジュアリーなオープンカーだ。エンジン排気量は、２リッターと３．５リッターの２種類。今回、時事ドットコム編集部は、２リッターのＥ２５０カブリオレに試乗。上質な走りと爽快感を体験した。
Ｅ２５０カブリオレのエンジンは、優れた動力性能と高い環境適合性をあわせ持つ２リッター直列４気筒ブルーダイレクトターボ。最高出力は２１１馬力を発生する。ミッションは、ダイナミックなレスポンスとスムースなギアシフトが特徴の電子制御７速ＡＴ「７Ｇ－ＴＲＯＮＩＣ ＰＬＵＳ」を搭載。ＪＣ０８モードは、１リッターあたり１５．５キロと、パワーと低燃費を実現している。
ルーフは、３層構造のアウターに厚さ２０ミリのウレタンフォームを備えた「アコースティックソフトトップ」。閉じた状態では、高い静粛性、断熱性を確保している。開閉に要する時間は２０秒ほど。オープン走行時には、時速４０キロを超えると風の巻き込みを抑えるエアキャップが作動し、ヘッドレストからは、温風が吹き出す（コンフォートパッケージ。Ｅ３５０に標準装備、Ｅ２５０はオプション設定）。
このほか、今年５月に発売されたＥクラス同様、高性能の衝突回避支援システム「レーダー・セーフティー・パッケージ」を標準装備。フロントガラスに設置された２台のカメラ「ステレオマルチパーパスカメラ」、バンパーなどに取り付けられた各種センサーにより、車の周辺情報を検知。障害物や歩行者と衝突の危険がある場合には、警告を発したり、自動ブレーキが作動する。
Ｅ２５０カブリオレに乗り込み、時速４０キロ以内であれば走行中に操作ができるルーフを開けると、オープンカーならではの爽快感が満喫できる。アクセルを踏み込むと、２リッターとは思えない鋭い加速を生み出し、ドライビングプレジャーがいっそう増す。羨望の眼差しを受けながら、エレガントなボディーが軽やかに街を駆け抜けていく。これがまさに、この車の醍醐味だろう。価格は６９９万円（税込み）。
映像素材の購入はこちらから https://www2.jiji.com/f/enq/form.php?pid=kiji
