車両の認証不正問題で全車種の生産を止めているダイハツ工業は衝突時のドアロックの誤作動で乗員の救出に支障が出る恐れがあるとして、32万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。一連の不正に関連したリコールは初めてです。
リコールの対象は「キャスト」とダイハツが製造したトヨタの「ピクシスジョイ」の2車種、合わせて32万2740台です。
キャストは2015年8月から、ピクシスジョイは2016年8月から、ともに去年6月まで生産されました。
運転席の側面から衝突された時のドアロックの作動に関する検証が不十分であり、衝突時にすべてのドアがロックされ、救出に時間がかかる恐れがあるとしています。
不具合や事故は確認されていないということです。
ダイハツはダイレクトメールなどで通知し、無償で交換するとしています。
リコールされた2車種は国交省が16日に法律で定めた基準に適合しない可能性があるため、リコールが必要な場合は速やかに届け出るよう指導したと発表しています。
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