スズキハスラーTS250【1969 昭和44】
(VOICEVOX:青山龍星)
スズキが1969年に発売したオフロードバイク「ハスラーTS250」のご紹介です
このモデルはスズキ初の本格的オフロードバイクとして、スクランブラーから進化した新たなジャンルを提唱しました
開発の背景にはヤマハの「DT-1」がもたらしたオフロードバイクブームがあります
当時はオンロードバイクにアップマフラーを装着した「スクランブラー」が荒れた道を走れる主流のバイクでした
そこへヤマハDT-1が登場したことでより本格的なオフロードバイクに新たな需要が生まれました
スズキは従来のスクランブラー機TC250の後継として1969年にハスラーTS250を発売しました
エンジンは246cc空冷2ストロークピストンバルブ単気筒
最高出力は18.5馬力、最大トルクは2.36kgmを発揮
キットパーツの装着で25馬力まで引き上げることも可能でした
初期型のデザインの特徴として「かまぼこ型」と呼ばれる薄型ヘッドライト
サイドカバーと一体化したフルアップマフラーがありました
1971年の3型からは、デザイン変更や点火方式のPEI化、出力強化などが行われ、さらに軽量化されました
1973年に登場した5型は、ツーリング用途を意識した装備が加わり、
「仮面ライダーV3」のライダーマンマシンとしても有名なバイクです
その後も改良とモデルチェンジを重ね、1981年の13型まで製造されました
ヤマハTSシリーズは、50ccから400ccまでの幅広いラインアップを展開し
一部モデルにはツーリング仕様が設定されていました
「ハスラーTS250」はスズキの名車として現在でも多くのバイクファンから愛されています
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